今年から一人暮らしをはじめた息子を心配してか、頻繁に親から電話がかかってくる。遠く離れても親のありがたさが染みないひねくれた自分であるが、親から「おじいちゃんにも電話しなさいよ。」と言われて、思わず「じいちゃんて何歳だっけ?」と聞いてしまった。
じいちゃんは78歳だった。
そのことを思うと、少し悲しい気分になる。じいちゃんは俺が小さい頃からこの年になるまで色々してくれていたのに、俺は今からじいちゃん孝行に使える時間はもう、おそらくあまり残されていないと気づかされるからだ。明日、学校が終わったら電話しよう。そう思った。
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